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□赤いの。
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ちろりと舐めると、ぴくっと跳ねる体。赤くぷっくりとしたそこに唇が触れるか触れないかまで近づけると、誘うようにわずかな熱が伝わってくる。
「ここ…熱いね…」
「そりゃ腫れてますから…っん、いつまでそうしているつもりですか、っあ」
「ん―…消毒が終わるまで。あんまり抵抗すると、もっと腫れちゃうよ?」
そっと這わせれば、期待した小さな熱さが舌をくすぐる。もそもそと動かされる雲雀の唇に刺激され更に熱をもつそれに骸は些か不安がよぎる。
「ん…それ、いや…ですっ…」
「これ?」
雲雀は舌先で腫れ上がって尖っている先端を押し潰す。
「いたっ…!っあ、もう、いい加減に」
「あ…」
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