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□〜12月31日までの拍手文
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‡君と過ごす寒い季節〜鬼道×円堂‡


「おこたっ、おこたっ!みかんっ、みかんっ!!」

よいしょっ、こらしょっとウキウキしながらこたつ布団を被せ、その上にカゴいっぱいに積み上げてられたみかんを円堂が用意する。
段取り良いその準備を鬼道は手伝いながら、そう言えばこたつに入るのは何年ぶりだろうかと考えた。

「(小さい頃は、よく春奈とこたつに潜って遊んでいたな)」

懐かしい思い出にほくそ笑み、こたつの電源を入れて準備万端と満足している円堂を見やる。
きっと来年になれば、こうして円堂とこたつの用意をしたのが思い出になるのだろう。

「(そしてこの先…冬はコイツとこたつで過ごすことが当たり前になって、他愛ない話をするのか)」

なんとも平和な光景を思い描きつつ、少しずつ熱を帯びてくるこたつの中へと鬼道は足を入れる。
そしてぬくぬくとした円堂の笑顔を見つめ、さて、甘えん坊の恋人に蜜柑でもむいてやるかと手を伸ばすのだった。


‡円「こたつに入ったら眠くなるよな!」‡
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