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□〜12月31日までの拍手文
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‡君と過ごす寒い季節〜東×円堂〜


「はぁ〜、すっかり寒くなってきたなぁ」

コンビニから出ると、その温度差に思わず東は身震いをした。
そしてガサガサと今し方買ったばかりの肉まんを手に取ると、ぱかりと2つに割って半分を隣にいる幼なじみに手渡した。

「ほれ、熱いぞ」

「サーンキュ、東!」

へにゃりと笑った円堂の鼻が、少しだけ赤い。
それがまた可愛くはあるが、大切な体だ。恋人として本当はもうちょい一緒にいたいが、風邪をひかせないためにも早いとこ帰さなければならないだろう。東はぽんぽんと円堂の頭を撫でると、食べながら帰路につこうとして…くいくいと裾を引っ張られた。

「ん?どーした?」

軽く振り返って幾分か身長の低い円堂を見つめる。
すると円堂は、肉まん片手に平然と言ってのけたのだ。

「今夜、俺ん家泊まりに来いよ。そしたらさ…


肉まんのお礼に、頑張るから」


「んなっ!おっ、おまっ!!」

ああ、もう前言撤回だ!!
その大切な体をメチャクチャ愛してやる!!!!


‡東「そのクセ天然なんだよな…」‡
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