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‡始まり‡

「ハッ…ハハッ、アハハハハハハハッッ!!」

高らかに笑う。
それは世界を嘲るように。
それは世界を挑発するように。

だからこそ、その声が円堂のものだと初めは誰も信じなかった。否、信じたくなかった。
けれど目の前にいる彼は、確かに雷門の守護神である円堂守ただ一人。

「円堂…どうして…」

誰かが、絶望しきった声で呟いた。


――――どうしてお前が、闇に堕ちてしまったのかと






「と、こんな感じで闇堕ちキャプテンなんてどうでしょう!文化祭の演劇!!」

「守君が、闇堕ち?何だか面白そう…!」

「ふふっ、じゃあ今年の部活対抗演劇大会はそれでいきましょうか」

「最大手はやっぱり豪円ですかね!鬼円も捨てがたいですけど…!!」

キャッキャウフフと、何やら花を飛ばしながら話し合うマネージャー三人に対し、円堂はわけもわからぬ悪寒を感じたとか。

‡To be continued‡
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