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一之瀬×円堂 〜朝の二人〜
「おはよ、一哉」
ちゅっ
円堂からのキスはいつだって一瞬触れるだけ。
いや、初めは頬にキスだってなかなかだったのだ。
そう考えれば唇へのそのキスはだいぶ進歩したと言えるだろう。
しかし、貪欲な自分はそれじゃ物足りない。
ぐいっと円堂の腕を引いて抱き寄せると、弾力あるその唇に貪りついた。
「んふ…っ…」
角度を変えて何度も唇を奪えば、時折円堂から甘い声が漏れた。
それだけでオレは凄く興奮して、犯すようにして口内を蹂躙した。
「ぁ…か、ずや…」
飲み込みきれなかった唾液が口の端から流れ、酸欠気味の瞳はとろけて今にも零れ落ちそうだ。
オレは彼の瞳を零さないようにそっと口付けると、顔を真っ赤に染めている円堂を見つめてにこりと微笑んだ。
「おはよ、守!」
「っ〜〜〜!!」
こうして今日も、オレは赤面した円堂のゴッド・ハンドを喰らうのだった。
‡fin‡