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(やぶてん風)ブレイク組



「鬼道ってさ、いつも人のことクズだなんだって言ってるけど…本当は人の名前覚えるのが苦手だったりするんじゃねーの?」

ハハハッと、からかうように円堂が笑って言った発言に、豪炎寺もフッと笑みを深める。
そうなれば当然、鬼道も黙ってはいない。
ギラリとゴーグルを光らせ円堂を睨みつけると、ガタッと音を立てて立ち上がった。

「守だろ!それくらい知っているに決まっている!!このクズが!!」


ガッと、円堂の胸倉を掴んで鬼道が叫ぶ。
円堂からすれば、まさか下の名前で呼ばれるとは思っておらず目をパチクリとさせ、豪炎寺に至ってはその二人の至近距離と下の名前を呼ばれたことに苛立ち同じく音を立てて立ち上がった。

「円堂から手を離せ、鬼道!!そして二度と円堂の名前を口にするな!!」

「へ?何怒ってんだよ豪炎寺?」

「ハッ… 嫉妬か。炎のエースストライカーも所詮その程度ということだな!」

「オイ鬼道!なんかよくわかんねーけど豪炎寺をバカにすんな!!」

「チッ… まあいい。これからは貴様のことを守と呼んでやろう」

「黙れ鬼道!!勝負だ!!」


その日。
雷門中サッカー部の部活は急遽中止になり、

何故か最終的に豪炎寺と鬼道による円堂をかけた勝負になったとかならなかったとか。


‡fin‡
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