箱館novel log
□初体験
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榎「け、…圭介……」
鳥「なに?」
榎「コレは少し…大き過ぎない?」
鳥「そんな事ないぞ。これくらい普通だろ?」
榎「無理だよっ!こんな長いの入るわけ無いって!!は、初めてだし…」
鳥「だから僕が優しく教えてるじゃないか。ホラ…、しっかり両手で握ってくれ」
榎「でも、まだ…心の準備が…」
鳥「釜さんが誘ったんだろ?僕も一緒にしてやるから安心して。な?」
榎「ま待って!だ、誰か来たらどうするの…?」
鳥「大丈夫、直ぐに済むさ。少しの間は、喋ったらあかんで」
榎「ゎ、分かった…」
鳥「息は止めるなよ。一気に入れなくていい…ゆっくり、落ち着いてな…」
榎「うん………」
松「まずは歯を立ててはいけませんよ?先端からそっと、ね?」
土「無理するなよ。奥まで入れるとキツいだろ?」
松「こんなに太いのは初めてでしょう?」
土「まだ半分も入ってねぇ。苦しいか?」
鳥「待て待て待てぇえ!!
止めやーーーーーっ!!!なんだその如何わしい事この上ない気遣いは!?2人が言うと余計に怪しいわ!
それより、どっから沸いて出たんだよ!?」
松「いや、何やら2人で楽しそうな事をしてたものですから。私も交ざらないと」
土「応援してやってンだろ。ぶっといモノを必死でくわえてっからよ」
鳥「だからその言い回しを止めろっちゅーねん!!
恵方巻きだろ!恵方巻き!!ただの太巻きだっ!大阪で知ったんだが、釜さんがやったこと無い言うから僕が教えてたんだよ…」
松「あ、大鳥さん、もしかして破廉恥な事でも考えたんでは?」
土「そうだ、手で握れだの一緒にしてやるだの言って。興奮したんじゃね?」
鳥「誰が興奮するかっ!!破廉恥なのは君達の存在その物やろが!!
ちょ、釜さん喋るなよっ!コレ食ってる間に喋ったら水の泡だからな!!」
榎「もう食べちゃった。タロさんお茶淹れてー」
松「はいただいま。流石は総裁だ。ご立派でしたね」
土「あぁ、よくやったよアンタ。で、何か意味あるのかコレ」
榎「知らないで言ってたの?大阪では節分に太巻き丸かじりするんだってさ」
土「へぇー」
松「じゃあ次は豆まきでもしますか?」
榎「するする!鬼は誰にしてもらう?」
土「先に言っとくが俺はやらねぇからな!」
鳥「えーと、今年は南南東だな。いただきまーす」
終
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節分に一度は思い付いてしまう自分。腐っててスミマセン…。