キリリク・プレゼント

□BlueSky様相互記念
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――ガチャ…


「ただいま〜…」


バタンッ…


あれ?家間違えたかな?

もう一度家を見ても変わらず俺の家。

ってことは見間違いか。

一人納得して、また玄関のドアを開けた。


「おかえりなさい、あ・な・た」


「やっぱり骸!?なんでお前がこんなとこに居るんだよ!しかもあなたって何だ!」


ここは確かに俺の家だ!いや、親の家だけど、確かに『沢田家』の家だ!

なのに、どうしてエプロンなんか着けた骸に出迎えられるんだ!?


「綱吉君、夕飯にしますか?それともお風呂?それとも…」


「母さ〜ん、なんか変な人入っちゃってるよ〜」


変態の横をすり抜けてリビングに入った。

でも、リビングは静まり返って誰の姿もない。


「お母様でしたら、先ほどお買い物に出かけましたよ?」


「はぁ!?じゃあ何で骸が居るんだよ!」


「それはですね。綱吉君のお母様に留守を頼まれまして」


母さんもなんで寄りにもよってなんでこんな不審者、家に上げちゃうかなぁ〜…

しかも留守番まで…


「はぁ〜…」


大きくため息が漏れた。


「綱吉君、お疲れですか?でしたら先にお風呂に入って疲れを落としては」


なんとも含み笑いが神経に障る。

絶対何か企んでるよな…


「綱吉君?」


さも心配したかのように覗き込んでくる骸をじーっと見て、目を反らす。

やっぱり何かある!

超直感なんて使わなくても分かるくらい明らかだな…


「…じゃあ先に風呂入るは」


「そうですか!タオルと着替えはもう準備しているので、ゆっくり入って下さいね」


なんともいい笑顔で見送られた。

それにしても、あのフリフリエプロンはどっから出てきたんだろ…
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