キリリク・プレゼント
□BlueSky様相互記念
2ページ/3ページ
脱衣場に来てビックリだ…
タオルと服まで準備してるのがなんか気持ち悪い。
せめてあのエプロンだけでもさ…ホントあれはどこから持ってきたんだろ?
もしかして千種のお手製とか?
シャワーを出して、バスタブに座る。
まだ獄寺君かハルが待ってるなら、納得出来るけど…
「何やってんだ?」
うっすらと開いた扉を冷ややかな目で見てシャワーを止める。
「っ!?綱吉君!どうして服を着て…「当たり前だろ」ぼ、僕の苦労は!?」
勢いよく開いた扉から驚愕顔の骸が入って来た。
「お前の苦労なんて知らないし、俺が責められる覚えもない!」
言い切って骸の横をすり抜け風呂場を出る。
「骸が入るなら入れてやるけど?「では一緒に!」頭から…」
「ちょ、冗談ですよね!?」
「こんなつまらない冗談言わないよ」
にっこり笑って骸を見やる。
「可愛い…ってそうじゃないですよ!かもってなんですか!?そんなことをしては綱吉君は犯罪者になってしまいますよ!」
「大丈夫、大丈夫。日本に果物を沈めて罪になるような法律はないから」
「果物…」
ズーンと落ち込んだ骸を残して笑いながら風呂場を出た。
もっと普通に来ればこんなことにならないのにな。
『ピンポーン』
「は〜い」
ガチャとドアを開く。
「…ボス……」
「あれ?クローム。いらっしゃい」
目の前に立ったちょっと緊張してるみたいなクロームに小さく笑った。
たぶん骸を迎えに来たんだろう。
骸もこれくらい謙虚ならね。
「一緒におやつでも食べる?」
優しく笑って、クロームを招き入れた。