Ballad of Love
□序章 AM1:58
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声「寒…」
毛布からはみ出した男は目覚める。
時計はAM1:58。真夜中と呼べる時間だ。
男「窓…開いてんのかよ。風邪ひくってんだよ……」
男は体を起こし、窓へ向かって足を進める。
身長は170cm程度、体格は程よく、顔は可も無く不可も無くといった感じだ。
窓を閉めようと手を伸ばすが、ふと空に浮ぶ光が目に入った。
男「お？今日は満月か…。キレイだな」
窓辺にもたれ、満月に見とれる。
男「月なんて久々に見たな。空なんてこうやってボ〜っと眺める事なんてなかったし…」
男は呟く。
男「寒…。寝るか…。風邪ひいたらたまんねぇし…」
男は窓を閉め、もう一度だけ満月を見て、眠りに就く。
時計はAM2:00を指していた。