聖ルド

□初詣
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今日は年の初め1月1日。
聖ルドルフのテニス部員だった3年生たちは近所の神社に初詣に来ていた。
「遅い…」
「来ないね…」
「早くするんだーね」
観月、木更津、柳沢が待っているのは同じ寮生の野村…ではなく言い出しっぺの赤澤のハズだが…。
「そう言えば、赤澤も来ないですけど、野村君は来ないんですか?」
「彼は実家の鳥取に帰って居ないよ」
木更津がそう言うと、観月は歩き出した。
「観月、何処行くんだーね」
「赤澤なんか待っていたら日が暮れてしまいますから置いていくんですよ」
一度立ち止まって振り向いた観月だが、口調からみて相当怒っているらしい。
「あんなバカ澤…」
と再び歩き始めようと前を振り返った途端、誰かにぶつかった。

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