六角

□浴場で欲情…ぷっ!
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今日は部活帰りにみんなで銭湯に寄ろう!
と朝、部員の携帯に部長である剣太郎からメールがあった為、彼らは今、銭湯に入っていった
「ニューヨークで入浴…ぷっ!」
六角中お約束、ダビデが駄洒落を飛ばす…
すると、お約束の様な蹴りが彼の頭を直撃する
もちろん、バネさんの回し蹴りだ
しかし、そんなことにもひるまず、再び駄洒落が飛ぶ
「銭湯で戦闘…」
「うっせーよ!そんなコトしたらメーワクだろうが!」
と再び蹴りが飛ぶ
そんな二人を見て、亮が口を開いた
「もしかして、ダビってM?」
暫く沈黙があったが、誰かの笑い声がそれを破った
「あははははははははははははぁっ!」
どうやら、サエのようだ
なんで笑うんだ!?とダビは思ったが、サエ肯きながら剣太郎の肩に手を乗せた
「サエさん、意味が分からないんだけど…」
と剣太郎が首を傾げるが
「剣太郎はまだ知らない方が良いのね…」
といっちゃんに言われた
「ダビデ、否定しねぇの?」
「え?なんで?」
その言葉を聞いて再びサエが笑い始めた
「お前、Mなの?」
とバネが訊くと
「なにが?」
と訊き返した
つまり、否定も肯定もしないという事らしいが…
「でも、バネさんに蹴られるのは本気でイヤとは思ったことは無いな…」
と考え込む
「それってMってことじゃない?」
「サエ、自覚がないってコワイね…」
と皆、浴場に入って行く
そしてあっと言う間に脱衣所に残ったのはダビとバネだけ…
「お前、俺にイジられるの好きか?」
と囁かれ、ダビは顔を赤くした
「自分じゃ…分かんないっす…」
と少し上目使いで見られたらクるものが無いワケじゃないが、公共の場でコトに及ぶようなガキじゃない…
「帰りは俺んちな…」
と頬にキスをして、バネは浴場に入っていった
残されたダビデは
「バネさん…浴場で欲情っすか…」
と呟いて後を追って浴場に入っていった

The end
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