氷帝

□向日葵の…[☆]
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「向日葵のような笑顔が見たくなり早く終われと願う俺ちゃまー」
「へ?」
「一句詠んでみただけ」
と英二は笑った
「あぁ、氷帝の向日のことか…」
と俺が言うとうんと嬉しそうに英二が答えた
「でも、何週間もできないのって結構たいへんだにゃぁ…」
「出来ないって何が?」
テニスは毎日出来るだろ?と訊くと英二はこう答えた
「せっくすが…」
えぇー!?
もう、英二と向日ってそんな仲なの!?
と俺が口をぽかんと開けて驚いていると英二が
「大石だって手塚と出来ないからって最近、一人Hやり始めたじゃん!!」
と頬を膨らます
こんな俺たちを向日が見てたらきっと大騒ぎ…手塚がいたらもっとひどいだろうなぁ…と思う
「俺だって、ヤりたいのに、大石がやってんの邪魔しちゃ悪いと思ってヤってないんだよね…」
と英二がつぶやいた
なるほどね…υ
「あーっ!!岳人に逢いたぁい!!」
と夕日に叫ぶ英二を見て俺も素直に叫びたくなった
「国光ーっ!早く帰ってこーい!!!」
いきなり俺が叫んだからか、英二が驚いてこっちを見ている
「なんだよ…俺が叫んじゃ駄目だったか?」
と訊くと、英二が首を横に振った
「うんんっ…大石が素直に叫ぶと思わなかったから…」
「俺だって素直なときくらいあるさ…」
と俺が言うと、英二が
「まぁ、そうだけど、お互いに早く恋人に会えると良いよね!」
と言う
「そうだな…」
とまた素直に俺は返事をした。

The end
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