小説

□綱吉の悩み事
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沢田綱吉、14歳。
近頃の悩み事は‥


ガラッ

「む‥骸ーーー!!?」

振り返るそこには窓から不法侵入した六道骸が‥。

「おや、そんなに僕と会いたかったのですか?」

「ち、違うから抱きつくな変態!!」

隙あらば、キスしようと迫るこの男‥‥油断禁物だ。どうにか腕を振り解こうと必死になっていたら

「その通りだよ、南国フルーツ。さっさと綱吉から離れてくれるかい?」

声がした方に目を向ければ、最強で最凶の不良、風紀委員長の雲雀恭弥が漆黒の学ランを風に靡かせ窓の縁に腰掛けていた。

「ヒ、ヒバリさん!!?」

「やあ、綱吉。今すぐ、その南国フルーツを輪切りにして缶詰めに詰めてやるから待ってて」

殺す気ですかヒバリさん‥

「おや、ヒヨコじゃないですか。ところで南国フルーツなんてどこにも無いですよ?君の目は節穴の鳥目ですか?」

何で煽るの骸‥

「そういう南国フルーツこそ節穴なんじゃない?僕はヒヨコじゃない」

乗らないで下さいよヒバリさんッ

「ていうか、その手を離せ。南国フルーツ」

ひぃっ、殺気!!?

「仕方ないですね‥この際決着を着けましょう」





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