氷帝

□優しさに触れること


裏切られた


私は感情を失った


ただ願うことは...

「あぶねぇ!!」


誰かが私を引っ張る


目の前をすごいスピードで車が通り過ぎた


私は死のうとしてた


キッと睨む


幼なじみの亮は怒鳴った


「馬鹿か!!死ぬなんて考えるな」

涙が零れた

「何かあったなら力になるから死ぬな」

抱きしめてくれた亮の力は強くて痛かった



優しさって結局はなに?



わからない


でも亮の中で初めて知った暖かさ


これが優しいってことなのかな...


私は再び生きることを決意した


end





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