青学

□月下美人



テスト前

憂鬱な勉強時間の息抜きとシャーペンの芯が無くなったからコンビニへでかけることにした


学校から帰ってずっと引きこもってた僕は、外の様子も知らずに勉強していたため、いつのまにこんなに暗くなったのだろうと思った

時計はすでに11時を示し、中学生がこんな時間に外に出るのすら少なからずは問題があるだろう


コンビニに着くと雑誌を立ち読みしている男と、店員しかいなかった


とりあえず文房具置場に行き、シャーペンの芯を手に取った


辺りを見渡しても他に欲しいものはなく、さっさと会計を済ませて再び外へ出た

その時ふと、このまま帰るのもつまらないと思った


そして、家とは逆の方向に向いて歩き出した

遠回りをしようと高台にある大きな公園の中に入る

そこはテニスコートがあったり、普段は小さい子供が遊んだり、ジョギングコースだってあるような場所だ

でもいつもより暗いように感じた



しかし、町を見下ろすとあまり都心から離れてないせいか、夜景が綺麗に見れた


そして深呼吸



なんとなくスッキリして再び帰路につこうとした
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