□あなたの光
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暖かい光が降り注ぐ。


風も優しく頬を凪いで、それだけで世界中から祝福されているような気持ちになれる。


先ほど、婚姻の誓いを交わしたばかりの私達はそのまま草原に横たわり睦みあっていた。


視線を交わし、指を絡めあう。


「総司さん好き…、大好き」


おかしいくらい【好き】という言葉しか出てこない。


すり寄る私を総司さんが苦笑しながら抱きしめる。


「またそんなこと言って…、どうにかされたいの?」


「・・・今なら何をされても大丈夫です」


「あ〜、もう…まったく君ってたまに爆弾発言するから心臓に悪いよ」


一瞬目を見開いた総司さんは、珍しく頬をうっすら染めながら視線を逸らした。


「今の気持ちを正直に口にしただけなんですけど…」


私はそんなに恥ずかしくなるようなことを言ったのだろうか。


「ほんと天然の小悪魔だよね、千鶴は…」


ふぅと溜息をついた総司さんはにやりと笑みを浮かべた。


「でもそんなに期待されてるなら頑張らないとねー、

何せ新婚初夜だし?

今夜が楽しみだね、奥さん?」


どうやら私はまずいことを言ってしまったようです…。


「お、お手柔らかにお願いしますね…///」



どうかこれからも貴方の、君の、光であれますように。






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