短編

□幻のプリン
1ページ/1ページ




『ま、また今日もダメだった…』

「お前毎日ボロボロにやられてくるけど…倍返し狙ってんの?」

『そう、ここで"がまん"を使って2ターン後に倍返し…って違うから!私ポ○モンじゃないから!!って何その目!?まさかここまでノってくるとは思わなかったよ。みたいな目やめて!え、なんか私一人テンション上がっちゃってるパターン!?ついて来て!My相方!!』

「つーかごめんマシンガンすぎて口はさめなかったっていうパターンだった。てか話脱線してるし。」

『え?――あ、このキズの理由?購買で戦って来たからだよ。幻のプリンを賭けて!』

「幻のプリン?」

『そ。1日50個限定だからさ、全校生徒が殺到するワケよ。』

「50個しかねえのか…そりゃあ手に入れるの大変だな。」





―翌日―



「ホラよ。」

『え!?これって幻のプリン…!!』

「俺も気になったからさ。ついでに買ってやったぜ。」

『あ…赤也様!!』

「はっはー。…英語の宿題でチャラね。」

『もちろん!今まで遅刻魔とか言っててごめんね!!』

「おう。」

『あとワカメとか万年赤点エースとか!!』

「おう。…ってオイ!それはダメだろ!」

『大丈夫!影でだから!!』

「なおさら悪いわ!!」







のプリン
(…普通の味じゃん)
(こんだけマンモス校で50個しかないから"幻"ってことなんじゃない?)
(……なんか損した感じ)









+
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ