短編

□未送信メール
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「好きだぜぃ」


一瞬何がおきたのか理解できなかった。私の目の前にいる赤髪の男の子。

私の想い人の丸井ブン太。

ブン太の声が聞こえて私の親指は送信ボタンの上で固まっていた。


「私も!」


弾んだ女の声。もちろん私のではなくて。ブン太の目の前にいる女の子。二人は仲良く手をつないで隅にいた私には気づかずに屋上から出て行った。

理解した。
あぁ、失恋か。


○×/◆□       16:20
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
To. ブン太
Sub.無題
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本文

好きだよ

      − END −





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