SSS
その時の気分で突発に更新。
主に雲綱のSSS。
◆ [僕の好きな君の5つの表情]※粗塩 魁夜
01.困った様に少しはにかむ顔
「いつになったら君は僕のモノになってくれるの?」
「それは………難しい質問だな」
そう言って困った様に少しはにかむ君。
そんな表情も好きだけど、と思っていたら小さく呟いた君。
『とっくに俺はお前のモノだよ』
END
2010/06/03(Thu) 22:53
コメント(0)
◆《蜘蛛の巣》 魁夜
言われなくても分かってます。
狡い俺を許してください。
貴方の隣にいたいだけなんです。
「……離れたくない」
「…綱吉?」
「ずっと…一緒にいて下さい」
「当たり前でしょ?離れるなんて許さないよ」
「はい……大好きです、雲雀さん…」
貴方を言葉で縛りつけ、
捕らえて離さない。
嗚呼…優しい貴方。
愛しい貴方…
俺から離れないで………。
END
2010/05/24(Mon) 01:32
コメント(0)
◆《罪と罰》
「ごめんなさい」
その言葉を何回聞いただろう。
泣きそうな顔で、でも涙を流さないよう必死に堪えてる姿を何度見ただろ。
それでも僕は君から離れることも出来ず、触れることがを止めない。
そんな僕に何も言わず君は優しく微笑む。
文句も言わず、泣くこともしない。
僕に捕われた君は逃げ出すこともしない。
そしてまた僕は君を傷付ける。
謝らないで
優しく出来ない僕を
許して。
END
2010/05/22(Sat) 18:15
コメント(0)
◆《気が付けば》
笑いあっていた。
それがいつからか当たり前で
だから、
当たり前すぎて気付かなかった。
君が…
壊れていくのを…
1番近くにいたはずなのに
1番傍にいたはずなのに
1番君を触れて感じていたはずなのに
……気付けなかったんだ。
いつから君が…
笑顔を張り付けていたのか
いつから君が…
嘘を付くようになったのか
何も気付けなかった。
こんなに好きで好きで
愛して愛しくて仕方ないのに
嗚呼、
愚かな僕を許して
そして君は
手を紅く染める……
END
ただ一緒にいたかっただけなのに
2010/05/13(Thu) 21:54
コメント(0)
◆《足》
「すいません、雲雀さん…」
「気にしなくていいよ」
「でも…」
「綱吉がドジなのは知ってるし…まぁ、あんな何も無いとこでいきなり転ぶとは思わなかったけど」
「すいませんっ!!」
しょんぼりと俯いている綱吉。顔が見えなくても相当落ち込んでるのが分かった。そんなに気にしなくても良いと何度言っても気にする。綱吉らしいと言えばらしいが…僕は笑ってる綱吉が好きだからね。
「綱吉」
「はい…」
「僕はそんなドジな綱吉も好きだよ。まあ怪我はして欲しくないけど、こうやって君を抱き抱えれるし僕としては君に触れる口実が出来て嬉しいくらいだよ」
「…雲雀さん」
「捻挫。治るまで送り迎え、僕がしてあげるから……朝、ちゃんと起きるんだよ?」
「はいっ!頑張ります!!」
君は笑ってればいいんだよ
僕と一緒にいる時は
END
2010/05/13(Thu) 16:16
コメント(0)
◆《腕》
「あぁー!!!!」
「…綱吉、うるさい」
「あ、ごめんなさい…じゃなくて!どうしたんですかその怪我!!」
「あぁ…掠ったみたいだね」
まるで何事もないかのように言う雲雀さんに、俺は血の気が言葉通り失くなりそうだった。雲雀さんの腕から血が流れていて、掠ったの一言で済む怪我には見えない。当の本人は流れる血を煩わそうに拭っているぐらいで怪我には無頓着だ。無頓着すぎるくらいに!!
「ちょ、手当!手当しますから保健室に!!」
「ちょっと綱吉。これくらい大丈夫だから…舐めとけば治るでしょ」
「何を…猫じゃないんで、すか…ら……」
「綱吉?」
ぺろり
「……つ、なよし?」
「…舐めれば治る、って言ったの雲雀さんじゃないですか!…お、俺が舐めてあげますっ!!」
「……保健室に行こう」
END
2010/05/13(Thu) 16:15
コメント(0)
◆《頬》
「ねぇ、綱吉」
「なんですか、雲雀さん」
「綱吉は頬と額。どっちがいい?」
「……何がですか?」
「いいから答えなよ」
「えっと……じゃあ頬で」
そう答えた瞬間、頬に何か柔らかいものが触れ離れて行った。最初は何か分からなかったけど、いつの間にか真横にある雲雀さんの顔と満足そうな表情に頬に熱が溜まるのを感じた。触れなくても見なくてもわかるぐらい頬が真っ赤になった。
「答えはちゅーされるなら、だよ」
君にはどこにでもしたいけど、
たまには選ばせてあげるよ
ねぇ、次はどこがいい?
言わないなら口を塞いであげる。
それだけで済むとおもわないでよね
END
2010/05/13(Thu) 16:15
コメント(0)
◆《手》
「…雲雀さん」
「どうかしたかい、綱吉」
少し前を歩く雲雀さんに、俺は我慢出来なくなり声をかける。そうすれば雲雀さんは後ろを振り向いて俺に向かって首を傾げてきた。
俺は改めて雲雀さんの顔を見て言うことに気恥ずかしくなり、俯いてしまう。きっと顔は真っ赤なんだろうなー、なんて思っていればいつの間に近づいていた雲雀さんに、顎を掬われ顔を無理矢理上に向けさせられた。
「ひ、ばりさん…」
「なんなの、急に?人を呼んだかと思えば俯いて…しかも……そんな可愛い顔して。
誘ってるの?」
「ちがっ!!」
「じゃあ、なんなの?」
「えっとその……
手を繋いでも…いいですか……?」
貴方の背中を見ていたら
触れたくて
離れたくなくて
抱き着くなんて出来ないから
せめて繋がせて
貴方を感じていたいんです!!
END
2010/05/13(Thu) 16:13
コメント(0)
←前の10件
[TOPへ]
[カスタマイズ]