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□パンドラ編@
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すると、今まで黙っていた遊戯が口を開いた。
「デュエリストは数あるカ−ドの中から、おのれが信じたカ−ドを選び、デッキを構築する」
(…………)
「だが、カ−ドもまた
デュエリストを見極める」
(……!)
「カ−ドとデュエリスト…二つの心が信頼の絆で結ばれた時、カ−ドの真の力が発揮されるんだ。
レアハンターにデュエリストの心はないぜ!」
(……マスター……)
強い言葉に、パンドラの顔が歪む。
遊戯はデッキを取り出し、手元を見ずにシャッフルをし始めた。
(……おっしゃる通りですね、マスター)
やがてシャッフルが止まる。
遊戯はデッキの1番上にあるカ−ドを引いた。
なんの疑いもなく。
一欠けらの迷いもなく。
「OK!受けてたつぜ、パンドラ!」
引いたカ−ドは、
黒き魔術師ブラックマジシャン。
「俺のブラックマジシャンが、貴様を倒す!!」
(マスターの御心のままに!)
続く。