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□パンドラ編@
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『パンドラ編@』
「ククク……
ようこそ。私が二人目のレアハンター、パンドラ。
別名ブラックマジシャン使いの奇術師」
「ブラックマジシャン使い…?」
遊戯は怪訝そうに呟く。
その声は、デッキの中に眠っていたブラックマジシャンにも届いた。
ブラックマジシャンは不機嫌そうに目を細める。
(ブラックマジシャン使い……だと?)
パンドラ、と名乗る男が遊戯に近付いてきた。
黒き魔術師の双眸が鋭さを増す。
「遊戯、あなたもブラックマジシャンを使いこなし、数々の敵を倒してきたことは知っています」
「……………」
「ですが……私こそが
マスターオブマジシャン!
私のブラックマジシャンに勝てる者はいない!!」
(何を……!)
ブラックマジシャンの目は、ほとんどナイフのようになるまで細められていた。
「それはどうかな」
(……! マスター…?)