長編
□戦う女中日記
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そう言うと土方さんは仕事が残っているからかスタスタと歩いていってしまった。
これから大変だけど、頑張ろう
そう決めた矢先だった。
ドオォォォォォォォンッ!!!!!
『……………………、本当に頑張れるのか私。』
この爆発音の後、聞いた話では庭先で切りあうバカ幹部二人が目撃されたらしい。
『そういえば、屯所の辺りってまだ来た事ないんだったっけ……。』
私はかぶき町育ちでは無い為この辺りの地形には疎い
だから散策も兼ねて散歩に繰り出そうと決定した。
『まだ歓迎会まで時間はあるしね。』
うんと一人で小さく頷いて、私は街に向かった。