僕が愛を謳うのはキミだけです
「リディア、愛してるよ」
そう言ってもらえるのはすごく嬉しい。けれど
「っ、人前では言わないでって言ってるでしょ!」
だってエドガーはいつも人前で言うんだもの
恥ずかしくて、逃げ出してしまいたくなる
「恥ずかしがる事ないよ、まあそんな姿も可愛いんだけどね」
「なっ!」
言わないでって言ってるのに!
急いでエドガーを人気のない所へ連れていく
「お願い、ああいうのは2人きりの時だけにして?じゃないと返せるものも返せなくなるわ」
「へぇ…。返すって例えばどんなもの?」
意地悪く聞いてくる
しょうがないからエドガーの首に手を回して軽くキスする
流石に恥ずかしくてすぐ離れようとすると、そのまま抱きしめられてしまった
「嬉しいよリディア。君からこんな事してくれるなんて」
「だから2人の時にはこんな事してあげれるから、お願い。」
「分かったよ…。でもその分2人の時は覚悟してよね?」
ニヤリと笑うエドガー
もしかして私とんでもない事しちゃった…?
後悔したが、もう遅かった…。