俺をあげる


「リディア。お前に俺をやる」

「…げほっ!」

ケルピーの突然の言葉に驚いて、思わず飲んでいた紅茶を吹き出してしまうところだった

「大丈夫か?」

大きく咳込みながらも、ケルピーを睨みつけてやる

「あなたがあんな事言うからでしょ!大体なんであんな事言ったの?」

「ほら、この前ばれんたいんとか言って七面鳥を貰っただろ?だから、それのお礼だ」

自慢気に言ってるけど、全然嬉しくないわ

「あのねケルピー。私にはその気持ちだけで充分よ?」

そう言うと、嬉しそうに微笑むケルピー

「じゃあ、俺にもお礼をくれ」

「……は?」

そのまま、後ろのベッドに押し倒されてしまう

「ちょっと、ケルピー…!?…っ、あ…」

こうしてまたもやおいしく頂かれちゃったとさ

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