ある晴れた日に
幸せそうに微笑むリディア
良かったな、アウローラ
あんたが願った通り、リディアは今幸せになろうとしてる
普通の娘のように結婚して、子供を産んで、安らかに最期を迎える
(でも相手が伯爵だからなぁ)
最後まで、どうなるか分からない
でも、リディアがそれで幸せだってんなら
止めはしない
最期の瞬間まで
見守ってやるよ、アウローラ
あんたの大切な娘を
そう誓った瞬間
爽やかな風がニコの毛をくすぐった
まるで、アウローラが微笑んでくれたようだった
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