+DYD+

□狸寝入りの王様
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それから何時間かがすぎ、机の上の仕事も後ほんの少しを残すのみになっていた。
「おぉー!かなり終わった!俺がんばった!よし、時間だ。帰って寝よーう!」
「うむ。そうだな。そろそろ終わりにするか。」
そういったフェリスは10本目のダンゴをくわえていた。
「っておまえ、途中からダンゴ食ってばっかで仕事してないじゃん。」
「当たり前だ。ダンゴを食べるのが私の仕事なのだ!!!」
どうだ!と言わんばかりに自慢げにフェリスが言う。
「その間に俺がどれだけがんばったと思ってんの?本当は『シオンが寝てるなら帰って俺も寝よう!寝るのは俺の特権!!!』とかいいながら家に帰るようなやつががんばってるのにさぁ・・・。ちょっとは手伝おうぜ?」
「ダンゴを食べていて忙しいのだから無理だな。」
「はぁ・・・。とりあえず、帰るか。」
「そうだな。よし、お前にもダンゴをやろう。食べながら帰るのだ」
「おぉ!サンキュ、じゃ、行くか。」
そうしてライナとフェリスが帰って行った後、シオンがゆっくり起き上がった。
「うわ、途中から本当に寝てたよ。って、あれ?仕事ほとんど終わってる。」
机の上には書き置きが残っていた。
『あー、まぁ、これだけやっといたから、次は俺が寝る!!じゃ、たまには休めよ ライナ』
「・・・寝てればやってくれるなら、これからもたまにたぬき寝入りでライナに押し付けようかな?」
そう言ってシオンは笑った。

次の日、ライナがまた仕事を押し付けられたのは言うまでも無い。
「たまにま休むのも大切でしょ?」
「もう十分休んだだろーがぁぁぁぁ!!!」

  gdgdですが終わりですっっ><
ありがとうございました!
 ・・・ぱんだゆな様、こんなんですいません!!!!よろしければもらってってください;;
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