ぬらりひょんの孫
□ 時 分 ノ 花
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カ「ここよ」
『(ここって…)』
清「それにしても、うわさにたがわぬボロ屋敷」
5人は門の前に立つ。
すると、ゆっくり開いて中から人が出てきた。
リ「ごめんごめん遅くなっちゃって…」
清「本当に遅いぞ奴良くん!!光月さんを待たせる気か!さっさと案内したまえ!!」
『(!!やはり…)──初めまして』
リ「初めまして…奴良リクオです」
『よろしくね』
リ「よろしく…(あれ、初めて会った気がしないや…)」
5人は大広間に案内された。
不吉な効果音が鳴り止まない。
島「なんか本当に出そう」
カ「奴良くん、こんな家に住んでたんだね」
清「いい雰囲気。それじゃ、始めよう。今日は花開院さんに…プロの陰陽師の妖怪レクチャーを受けたいと思います」
ゆ「は」
『陰陽師?』
清「あぁ、光月さんは知らないのか。彼女、花開院さんは陰陽師なのだよ」
『へぇ…』
清「妖怪をあっという間に倒してしまう頼もしい味方だ!さぁ、話してくれ!」
清継がそう言うとゆらは付喪神について話し始めた。
『(ゆらちゃん…陰陽師だったのね。先に聞いておいて良かったわ)』