銀 魂 × 薄 桜 鬼

□ te te te、take off -07-
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 平助「すっげェ〜!!!」

 原田「おい平助!!見てみろよアレ!」

 平助「なんだコレ!?」


 多いにはしゃぎまくっている原田さんと平助くん。
 くれぐれも喧嘩だけはしないように言っておいた。


 平助「はる!たこが歩いてるぞ!!!?」

 『天人ですよ』

 「「あまんと?」」

 『外国人の人間じゃない版のことです』

 平助「人間じゃないだと!?もしかして鬼か!!!」

 そう言って刀を抜こうとする平助くんを慌てて止める。

 『いきなり斬りかかる気かお前は!しかも鬼ってなんですか!天人って言ってるでしょ!!』

 原田「落ち着け平助。こんなところに鬼がいるわけねーだろ」

 平助「そ、そうだよな…。悪ィ」

 『もー刀取り上げますよ。廃刀令っていって一般市民は帯刀は認められてないんですから』

 平助「気をつけるよ。それより何か食いたいぜはる!」

 『奢れってか』

 平助「だってオレたち金持ってねーし。な?左之さん」

 原田「おう。悪ィなはる」

 『(誰がいいっつったよ!)…はぁ。まぁ仕方ないですね。何が食べたいですか?』

 平助「何がって…何があるかわかんねーしな」

 『さっき朝食とったばっかりなんで軽いものでいいですよね。喫茶店でも行きましょう』









 『この中から好きなもの選んでください』

 原田「見たことねーもんばっかりだな…」

 『これらはケーキっていって間食に最適な代物なんですよ』

 平助「へぇ〜。あ!オレこれ知ってるぜ!カステイラだろ!」

 『カステイラ?あぁ、カステラのことですか。カステイラって言うんですね、あなたたち』

 原田「かなり高級なんだぜ」

 平助「なぁはる、オレカステイラ食べたい」

 『別に構いませんが』

 原田「オイオイいいのか?こんな高級なもん」

 『これのどこが高級なのか理解に苦しむんですけどね。原田さんもカステラですか?』

 原田「あぁ、じゃあ…」

 『すみませーん。カステラ2つとあれとこれとそれと…あとそっちのもください』

 平助「そんなに食うのかよ…」

 『いいえ。どうせあなた方が食べたくなると思って買うだけです。じゃあ座りに行きましょうか』









 平助「うめえー!!うめーなコレ!はるコレ何て言うんだ!?」

 『チョコレートケーキですよ。で、今原田さんが食べているのがチーズケーキ。そっちのがモンブランでこれがショートケーキ。そのイチゴがのっているのがイチゴタルトでこっちがミルクレープで…』

 原田「ちょ、ちょっと待ってくれ。そんなに横文字ばっか並べられちゃ、覚えられねーよ」

 『そうですね。失礼しました』

 平助「あ〜幸せ。オレ元の世界に戻れなくてもいいかも」

 原田「!…バカ野郎!!!!」

 ―バコッ!!

 原田さんが平助くんを殴った。平助くんは飛んだ。ってーやりすぎでしょ!

 『あの〜』

 原田「あっちで近藤さんや山南さんや千鶴が待ってんだぞ!二度とそんなこと言うんじゃねえ!!!」

 平助「わ、悪かったよ」

 『だからって殴んなよ』

 原田「あっ…悪かったな平助」

 平助「ったく、左之さんはすぐ手が出るから…」

 『本当ですよ。お店の迷惑も考えてください。というわけなんでさっさと撤退しますよ』











 (悪かったなはる…)
 (気にしないでください。あのままいたら私の財布が空になるまで居座られそうだったんで)
 ((……………………))


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