銀 魂 × 薄 桜 鬼

□ te te te、take off -05-
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『あ、土方さんおはようございます』
「おお。なんだァ、総司と一緒なのか」
「いけないんですか?」
「誰もいけねえとは言ってねえだろうが」
『ちょっと、喧嘩なら余所でやってくださいよ。朝から…全く。特に沖田さん』
「あーあ。土方さんの所為ではるちゃんに嫌われちゃうじゃないですか」
『安心してください。元から好きじゃないので』
「素直じゃないね」
『ポジティブですね』
「ぽじ…てぃぶ?」
『前向きってことですよ』

「何やってんでェアンタら。さっさとしねェとみんな待ってやすぜ」
『みんなで食べるの?』
「一部ですがね」



「「「『いただきます』」」」
「うめえー!!!」
『それは良かったですね』
「お前ェらいっつもこんなの食ってんのか?羨ましいぜ!」
『もっとおいしいものは他にもありますよ。江戸、案内しましょうか?』
「いいのか!?」
『ええ。平助くんを案内するっていったらいくらでも有給休暇とれそうだし』
「平助抜け駆けはズルいよ。僕も行きたい」
『抜け駆けって…。どれだけ食べたいんですかアンタは』
「あれ、そっちの意味でとっちゃう?」
『原田さんはどうしますか?』
「興味あるな」
『斎藤さんは?』
「食べ物に興味はないが、こちらの江戸の観察も悪くない」
「そんなに行くんだったらオレも行きやすぜィ。はるだけだったら心配でいけねえや」
『アンタが来る方が心配事増えそうなんですけど』
「トラブルメーカーが言ってんじゃねえよ」
『どっちがトラブルメーカー!?お前だろ!どー考えてもお前だ!!』
「なぁはるちょっといいか?取り込み中のとこ悪いんだかよ、この黄色ェのはなんだ?」
『あぁ、それ、マヨネーズですよ』
「「「まよねーず?」」」
『あなた方の世界にはマヨネーズもないんですか?醤油みたいなもんですよ。料理過程ではあまり使いませんが。こうやって、野菜にちょっとかけて食べるんです』
「へぇ〜面白いなそれ!オレもかけてみたいぜ!」
『はいどうぞ。原田さんもかけます?』
「あ、あぁ…。どのくらいが適量なんだ?アンタらの副長はご飯にまでかけてるが…」
『見ない方がいいですよ。食欲がそがれます。ちなみにあの人おかしいので絶対に真似しないで下さいね。お願いします。土下座してもいいので』


「おい十四郎。それはなんだ」
「あ?なんだマヨネーズも知らねぇのか」
「まよねーず?」
「調味料だ。うめぇぞ。歳三もかけてみっか?」
「あぁ……」


「まじかよ土方さん…」
『あの量はないですね。憐れ土方さん……』
「美味い…」
「本当か!?」
『まじで!?』
「マヨラー仲間が誕生しちまったみたいですねィ。見ろあの土方の嬉しそうな顔」
『総悟』
「なんでィ」
『土方って苗字はマヨネーズが好きなのかね』
「さぁねィ……」











(なんかあの二人、朝食以来やけに仲良くなってるね)
(そりゃマヨネーズの力は恐ろしいですから)
(………………)

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