銀 魂 × 薄 桜 鬼
□ seventeenth story
1ページ/1ページ
『あ、土方さんいいところに』
「?どうかしたのか」
『実は朝起きたら枕元にこんなものが置いてあったんですがね?…本…句集かな?これが何かわかりませんか?』
「ちょ、ちょっと…見せてくれ………」
『?…はい』
「………………………総司ィィィィ!!!!!!」
「はるちゃん、よくこれが土方さんのだってわかったね」
『いえ、たまたま通りかかったのでたまたま聞いただけですよ』
「はる…中は見たのか…?」
『いいえ、見てませんけど』
「えー見なかったの?」
「えーじゃねぇよ。ったくろくなことしねーなお前ェは」
『パラパラと目を通すことはしましたけどね。得体の知れないものだったので。ゆっくり読んだりはしてないですよ』
「桜木の」
『散る花弁に 君重ね』
「「『………………』」」
「はる光月!!!!見てんじゃねぇかァァァ!!!!!」
『すみませェェん!!私記憶力には自信があるものでー!パラパラめくっただけでも覚えちゃうんですよねー!』
「逃げるよはるちゃん」
『は、はい…!』
沖田さんに手をひかれ、鬼の副長…というか本当の鬼?
から逃げたのであった。
(あれ、はると総司何してんだよそんなとこで)
(土方さんから逃げてるんです)
(はるちゃんが土方さんの句集覗き見しちゃったからね)
(あれは元々沖田さんが…!)
(僕だけじゃないよ)
(オレも協力したんでさァ)
(総司……じゃなくて総…悟………;)
((ニヤニヤ))
(総司って呼んでくれても構わないよ?)
(遠慮しときます)