銀 魂 × 薄 桜 鬼

□ seventeenth story
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『あ、土方さんいいところに』

「?どうかしたのか」

『実は朝起きたら枕元にこんなものが置いてあったんですがね?…本…句集かな?これが何かわかりませんか?』

「ちょ、ちょっと…見せてくれ………」

『?…はい』

「………………………総司ィィィィ!!!!!!












「はるちゃん、よくこれが土方さんのだってわかったね」

『いえ、たまたま通りかかったのでたまたま聞いただけですよ』

「はる…中は見たのか…?」

『いいえ、見てませんけど』

「えー見なかったの?」

「えーじゃねぇよ。ったくろくなことしねーなお前ェは」

『パラパラと目を通すことはしましたけどね。得体の知れないものだったので。ゆっくり読んだりはしてないですよ』

「桜木の」

『散る花弁に 君重ね』




「「『………………』」」





はる光月!!!!見てんじゃねぇかァァァ!!!!!」

『すみませェェん!!私記憶力には自信があるものでー!パラパラめくっただけでも覚えちゃうんですよねー!』

「逃げるよはるちゃん」

『は、はい…!』


沖田さんに手をひかれ、鬼の副長…というか本当の鬼?
から逃げたのであった。














(あれ、はると総司何してんだよそんなとこで)
(土方さんから逃げてるんです)
(はるちゃんが土方さんの句集覗き見しちゃったからね)
(あれは元々沖田さんが…!)
(僕だけじゃないよ)
(オレも協力したんでさァ)
(総司……じゃなくて総…悟………;)
((ニヤニヤ))
(総司って呼んでくれても構わないよ?)
(遠慮しときます)


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