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□[華街道 前編番外]
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お客に嘘をついたり、他の客に嫉妬させたりして気を持たせたりと

遊女は手練手管を使い『男の理想の女』を演じる

姐女郎がお客と夜を共に過ごす時、その下についている幼い禿(カムロ)は
あまったるい姐女郎の喘ぎ声を聞いて育つ

だから禿(カムロ)発ちをしている僕はどんな声を漏らし
どんな風に男を手玉にとるか近くで聞き見てきたけど…




「怖い?新ちゃん…」


実際男に抱かれるとなると怖い
姐女郎はれっきとした女で男を受入れる場所はあるけど
男の僕はその場所がなく


「あんっ…あッ、そんな所汚い……です」


普段排泄に使う場所で性行為をする



着飾っていた重たく綺麗な着物を一段一段銀さんの手により脱がされ薄い着物一枚にされ

初めは始めて経験するキス、ちゅっと軽く音を立て口付けされ目を瞑ると
次に唇を割り歯列をなぞられ口を開けると柔らかな舌が入ってきて
ぴちゃぴちゃと淫佚な音を奏で絡まり

キスをしてる最中銀さんの角張った手が僕の太股に落ちそろりと着物の中に手を入れられ

下着など何も履いてないから銀さんの指はそのまま僕の排泄孔へと這っていったのだった



蕾に指を添えられ恐怖してつい震えてしまうと、銀さんは僕を優しく抱き締め、またキスを落としてくれた


「大丈夫、ゆっくり慣れて行けばいいから」


にっと笑顔を見せてくる銀さんにつられ安堵して微笑むと髪を優しく撫でられた


優しく大きな手、なんだか父上に似ている
優しくて温かくて、その手に撫でられると安心してつい眠ってしまいそうになる

だけど胸の動悸は激しくて撫でられると安心するのにドキドキが止らなくて


ふと銀の双眸と目が合うともっとドキドキして

この苦しいような切なく甘い胸の痛みは



何を意味するの……?



「新ちゃんの乳首綺麗なピンク色だね」


此所も、と陰茎を指で弾かれ僕の陰茎は透明な液を垂らしながらぷるんと震える

事情がまた再開されて着物の前をはだけさせられもう何もかも銀さんに僕の躰を見られてて


「あっ銀さ////ひゃあっ!あっあっ」


角張った大きな手で僕の卑しい分身をぐちゅぐちゅと扱き
感じてちょんと立った乳頭を銀さんの柔らかな舌がぺろぺろと舐めて来る


「だんだんやらしい顔になって来たな……」


俺の愛撫に感じちゃってる?と甘いマスクで囁かれて
顔を真っ赤に染めると優しく笑いながら僕に可愛いと言ってくる



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