V

□[icy;ice-cold]
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「あ"つ"い"ー…」


ミーンミンミンミーンと蝉が外で合唱して暑すぎるそんな夏の日に銀時は扇風機の前で唸っていた


「銀さんその声止めてくださいよ…よけ暑くなる」


銀時に文句を言っている新八は床で仰向けになって団扇を扇いでいる

暑いからか袴はすり上げて日焼け知らずの細い足をさらけ出し
着物の前ははだけてピンクの乳首が顔を覗かせて居る

そんな色気ムンムンな新八に銀時はゴキュっと喉を鳴らし


「新八ぃ〜暑いならさぁ俺みたいに上脱いじゃえば?」

「やですよ。銀さん絶対変な事してくるから」

「変な事って〜?たとえば」


こんな事?と言いながら寝転がってる新八に近付いてゆき
新八のすり上がった袴をやらしい手つきで更にすり上げようとすると


「セクハラすんじゃねぇよこの腐れ天パがァァァ!!!」


ドゴッと何とも言えぬ音がしそれと同時に床に銀時の顔がめり込んだ


「ぎゃあああぁ!!!新ちゃん鼻折れるから鼻折れるからァァァ!!!?」

「僕の鼻は折れませんよ。つーかその格好セクハラですよ」

「何新ちゃん、銀さんの逞しい躰見て抱かれたくなっちゃぎゃあああぁ痛い痛い鼻折れるぅぅぅ!!!!」


またしても床に顔がめり込んだ銀時を見て新八は


「大体銀さんそれ上半身だけじゃなくって……」



下半身も丸出しじゃないっすかと溜め息を吐いた


「……新八、ヤラナイカ?」

「こんな暑いのにヤりたくないです(というか何でカタコト?)」

「新ちゃんヤりたいヤりたいィィィ!!!見て銀さんのこの意思表示!見てこの立派な下半身ンン!!」

「じゃかましいわい!!!てかヤりたかったから裸だったのかよ!!?ってちょ、銀さんっ…!?痛ッ」


ドンッっと床に突き飛ばされて背中を打ち新八が楚痛に眉を顰めてると


「じゃあさ、新ちゃん涼しくなったらヤっちゃっても良いんだよねぇ」


銀時がガバリと新八に覆い被さり
新八にニヤリと悪辣な笑みを


「えっ…」



向けた




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