□あいたいよくるしいよたすけて
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ねぇ、あいたいよ。くるしいよ。たすけて。きみがいないのがしにそうなほど痛いんだ。そっちにいるんでしょ?わたしはそっちにいけない。気持ちだけが先走る。けどきみも、わたしを想い出してほしい。あいたいなって想ってほしい。わがままでごめんね。でも、やっぱり、
きみひとりだけにあいたいよ。
きみはひとり?
わたしはひとり。
待ち続けてるよ。

きみの幸せなんてこれっぽっちも考えないわたしは、どれだけ身勝手かなんて言われなくてもわかってるし、勝手で一方的な想いだってこともわかってる。
もしかしたらきみはわたしを忘れてるかも。きみにはもう好きな人がいるかも。きみはわたしを嫌いになってるかも。いつのまにかわたしはこんなifストーリーをたくさん考えられるようになった。自分から不安になって責め立てて。ああ、ほんとにいやになるなあ。こんなわたしをきみはどう想うかな?
会いたい人に会いたいとき会えっていうけど、わたしにとってはすごく勇気がいるんだよ。友達同士ならあんまり気にしないのに。それに、リスクもすごく負う。でもその時なんだよね。哀しいくらいにきみを好きだって感じるのは。

きみが好きです。
わたしはとてもとても無力で臆病だから、待つことと祈ることしかできないけど。これだけは絶対に譲らない。これは独り善がりっていうのかな?






あいたいよ
(したいよ)
くるしいよ
(狂おいよ)
たすけて
(救けにき)



とても美しいオリオン座の下、わたしは柄にもなく、きみを想って泣いた。

END.

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