□仕返し 翔 ×ニノ
翔SEED
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快楽でおかしくなりつつ精神を震いだ足せ、プロ根性で仕事を終わらす。 楽屋で一人悶えるオレをニノの視線が突き刺す。 その度自分自身が半端じゃなく膨れ上がる気がした。
嵐の仕事も無事終わり、何を仕出かすか分からないから部屋に帰ることを決めた。
「じゃあね…」一言メンバーに残しそそくさと出ていった。
「翔さん…?」
追って来たニノが振り向いたオレに満面な笑顔を見せた。
…うっ…この顔を涙でぐちゃぐちゃにしてやりたい…。
一瞬自分ではない自分が出てきた気がした。
襲いたい…もう…我慢出来ない…。
ニノの傍に寄り、熱い抱擁をした。
その唇にキスをしようと口を近付けた時、楽屋のドアが開いて、慌ててニノから離れた。
…今っ…我を失うトコだった…負けるトコだった…。 ドアを開けた主、松潤に心から感謝した。
「おっ…いたいた翔くん 何? 今から二人で?」 オレ達を見ながら指をオレとニノを交互に指す。 「違っ…違うよ」と慌てて否定すると、「そっかぁ じゃぁ良いか ニノ…?」とオレの腕を掴みニノを呼んだ、そして「今日一日借りるぞ」と言ってオレの腕を引っ張って歩き出した。
「…松潤?」
駐車場に向かうエレベーター待ちの途中松潤を呼ぶ。
「俺が抜いてやろうか?」
肩に手を回し松潤が笑う。
「ぇっ…い いいいよ」 慌てて首を振る。



「ニノと何かあった?」車の中で、松潤が心配そうにミラー越しにオレを見た。
「いや…それより 智君良いの?」
「ん? 大丈夫 言ってきたから」
オレに構ってる暇は無いだろうに、松潤が気にしてくれたのが嬉しかった。
助手席で思わずニノとの事を話してしまった。



「はぁ〜… それは翔くんも思いきったな…てかニノやるね〜…」
心なしかオレ達の事を楽しんでいる様な発言にも取れた。
「で?翔くんはどうしたいの?」
眉間に皺を寄せ、聞いてきた。
「どうって…ギャフンと言わせたい…」
思わず出た本音に「翔くん…キャラがちょっと…」と松潤がオレの気持ちを察したように頷く。

暫くして着いたのは松潤のマンション。
室内に通され、リビングにドン、ドンと焼酎と日本酒の一升瓶を置いた。 「呑むぞ」と楽しそうに笑った。
「ギャフンって具体的どうしたいの?」
コップに焼酎をあけながら松潤がオレを見た。
「どうって…ギャフン…と…」
並々に注がれた焼酎を見詰めながら頭の中を
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