□“告白2” 二宮×翔
櫻井SEED 二宮誘い受け。
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最近ニノが良く、智君と一緒にいる。
話すときはしっかりゲームを閉じてる。
そして、松潤がソレを睨む。
2対1の間に挟まれて新聞を読むも、奇妙な三角関係を眺める。
松潤が溜め息を業とらしく吐いて脚を組み直す。 …あっ智君が気付いた。 松潤の溜め息に智君が振り向く。
…あっ松潤笑った。
その笑顔に智君が近付いた。
満面の笑みで隣に座る。
…―きっとニノは智君が好きなんだ―…。

智君を目で追い、ゲームを開いた。
その姿は心なしか寂しそうだった。
…残念だ 智君は松潤のモノだからな。
軽い松潤の嫉妬も無事解決しオレはまた新聞に視線を落とした。
暫くしてゲームに飽きたのかニノが近付いて来る気配を感じた。
ニノは無言でオレの隣に座る。
気付かない振りをして新聞を読み続けるが、ニノの視線が痛い。
見られてる事が気になりすぎで何度同じ所を読んでも頭に入らない。
「…ちゃんと 読んでんの―…?」
不意にニノが聞いてきた。
ドキッとして…「…おお」と返事を返す。
視線の端にニノの不敵な笑顔が映った。
…うっ…何だよっ…。
「何?」
あからさまに心臓は高鳴り、隠しきれない動揺の中必死に普通を装って聞いた。
「別に」
…っ…話題っ…話題を変えねばっ…。
「ざっ…残念だったね…」
未だ視線を合わせられず新聞を読むふりを続ける。
「何が?」
ニノは一切視線を外さず聞いてきた。
…いや…。
「だから…智君…」
必死に考えて変えた話題が地雷直撃の智君の事…。
―うわぁ…何言ってんだ …オレ――。
「はっ? 何の事?」
いや…。
いつもなら相葉ちゃんに集中する筈の毒舌が今日は俺に来る。
「だっ…だから 智君…が…」
…何言ってんだろ…。
「あなた 何 言ってんの?」
ニノの顔が近付く。
「…いや…だから智君…取られちゃったね…」
近付くニノの顔から後退りしながら答えた。
「取られちゃったねって…別に …」
言葉を置いて考えた後、そうだねと視線を落とした。
その姿に心臓が高鳴った。
―…何だ…今の。
「…智君の事…好きだった…の?」
ニノを見詰めた俺の目はきっと自分でも気付かないくらい泳いでいたと思う。
「何で 翔さんがそんな事聞くの?」
ニノの冷めた言葉と視線が突き刺さる。
言葉に詰まって新聞に逃げようと伸ばした手をニノが掴んだ。
「翔さん…あなたヘタレ
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