短編1
□被害者Oさんの証言
1ページ/1ページ
※少々いやらしい表現があります。銀さんと土方さんが変態ぎみです。苦手な方はバックプリーズ。
大丈夫な方はお付き合い下さい
「あ、旦那」
「おお総一郎くん」
「総悟です旦那。奇遇ですねィこんな所で。今日もまた一段とヒマそうですねィ」
「おーよ。依頼のいの字も聞こえてこねーよ。せち辛い世の中だよマッタク。そういう総司クンは見回り中?」
「色んな意味でかすってますけど総悟です。ちょいと見回り中に小腹が空きやしてねィ、そこの団子屋で団子を食ってたんでさァ。そしたらどーにも瞼が重くなっちまいまして。こんなんじゃいざテロが起こった時、対応できやせんからねィ」
「で、そのままサボりってわけか」
「さすが旦那、年中休暇を過ごしてるだけはありやすねィ」
「いやいやいや、別に俺ァサボってるわけじゃねェから。自営業だから。ただ仕事がねェだけだから。って何言わせんだよ自分で言っててちょっと悲しくなっちまったじゃねーかコノヤロー」
「本当のことだから仕方ありやせんぜ旦那」
「うっせーよ税金ドロボー。俺だって好きで自虐ネタやってるわけじゃねェんだよ。オメーら、俺が一生懸命働いた金で給料もらってんだぞ。だったらそれ相応の恩返ししろっつーの」
「ほォ、テメーがそんなに熱心に税金払ってるとは思えねーがなァ」
「あ、多串クン」
「誰が多串だコラ」
「おや、こんな所で会うなんざ奇遇ですねィ土方さん。一体どうしたんでさァ」
「総悟…テメェ見回り途中で姿くらましときながらいけしゃあしゃあと。いい加減にしねェと給料下げっぞ」
「ひでーや、職権濫用でさァ(死ね土方)」
「オィィィ、心の声が丸聞こえなんだよ!!死ねっつったろ今!」
「すげーや土方さん。よく俺の考えてることが分かりやしたね。キモチワリーやホント死ねよ」
「テメェ、そこになおれ叩斬ってやらァ」
「おーい、オタクら俺の存在忘れないでくれる?今完全に空気と化してたよ俺。一応主人公なのに、読み切り用のキャラみたいな扱いだよコレ」
「ああ?まだいたのか」
「ちょ、いくらなんでもそれはねェんじゃね?たった数秒前に話したじゃん、つーかそっちから話しかけてきたんじゃねーか」
「うるせーな、別にテメェにゃ用はねェんだよ。さっさと仕事でも何でも探しに行けやマダオ」
「なに、やけに多串クン機嫌悪いね。どしたの?」
「きっとあの日でさァ」
「ああなるほど、そりゃイライラするわな」
「納得してんじゃねェよ!!俺ァ男だ、んな日あってたまるか!総悟テメェいい加減にしやがれ!!」
「あんまり怒ると貧血起こすぞ多串クン」
「だから違うっつってんだろうが!ったくテメェのせいで体調最悪だってのに、脳天気なもんだぜ…」
「え、俺のせいなの?オイオイ言い掛かりもいいとこ…あ、もしかして、一昨日のアレか?アレなのか?」
「…そのアレのせいだよ」
「いやぁ俺も、さすがにアレはやり過ぎたかなって反省してんだぜ?でもよー、あんなの、いつもよりちょーっと回数多かっただけじゃねェか」
「どこがちょっとだ。抜かずに何回もヤった上に、昨日だって一日中盛りやがって…せっかく久しぶりの非番だったってのに」
「いや、だってオメーがあんまりにもエロイからつい」
「止めろってのに聞かねェし。俺を殺す気かテメー」
「んだよそう言うオメーだって、頭ぶっ飛ばしてひゃんひゃん言いながら『もっと』つってたろうが。あれはお前、誘ってんだろ」
「あ、あれは…その…ほ、本気で言ってたわけじゃねェ」
「なーにが本気じゃねェだよノリノリだったじゃねェか。まぁ嫌だって割にしっかり反応してたけどな。オメー激しくされんの好きだもんな」
「ち、違っ」
「違わねーだろ」
「な、オイ、ちょっ…んむ、ん、…」
「ん…」
「ふ、…ん、止め、ろバカ!こんな所でキスするやつがあるか!!」
「えーいいじゃん。なんだかんだ言って、コッチはもう反応してるぜ?」
「ぁ、んんっ、やめっ…」
「キスだけで勃たせやがって…見られて興奮してんのか?」
「はぁ…んあ…やぁ…」
「ほら、また大きくなった」
「イヤ、だ、こんな…ところ…で…んんっ」
「嫌じゃねェだろ。もう濡れてんぞ。こんなにしちまって、淫乱だなぁ副長さんはよォ…」
「あん、ぁ、あ、あ…」
「ビクビク体震わせちゃってよ。昨日の今日なのになぁ…ほら、皆見てんぞ」
「ぅん、あぁ…はっ、ぎん、も、ムリ…あっ」
「ほら、イケよ土方…」
「んぁ、あ、ぎん、と、きィ…イクっ」
「………………」
「てゆー夢を見やしてねィ。ということで、胸クソわりーんで一回死んで下せィ土方さん」
「何が、『ということで』だァァァァ!!テメっバズーカをこっちに向けんじゃねェェェ!!!!」
end.