新選組屯所
□総司のバカッ！
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『沖田さーん！…沖田さーん！…んもーどこへいったのかしら…』
沖田さんは新選組の中でも、1、2を争う名剣士といわれている。
でも道場にはいつも顔を出さず、前川の子供たちと遊んでばかり。
今日も絶対遊んでるはずなんだけど、その姿はどこもなし…。
いったいどこへいったのやら。
でも一旦稽古となると油を注いだ火のように勢いは止まらず、誰も太刀打ち出来ない。
私、桜庭鈴花はそんな沖田さんを尊敬を抱きつつも、時々見せる飄々とした殺意に恐ろしさも感じていた。