毒草についての話                                  第弐號
これは毒草についての不定期メルマガです。
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Index
コブシ
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★ コブシ[モクレン科モクレン属]
 背の高いモクレン科の落葉樹で,早春,葉のない灰色の裸木に白い花を咲かせる。まだ花の少ない季節,どこの野山にも見られる。7〜8メートル,ときには数十メートルもある。しかも花はほとんど空に向かってつき,6枚の細長い花びらは思い思いの方向にそりかえっている。
 キタコブシはアイヌの人に”オプケニ”と呼ばれているそうだ。”オプケニ”とは放屁のことで,つまり,キタコブシは屁をたれる木なのである。
 漢方では,この香りが薬になる。コブシを含むマグノリア属植物の蕾を乾燥させたものを辛夷といい,頭痛や鼻炎の薬にするそうだ。
 実はアイヌがオプケニと呼ぶのは樹皮のことで,花の香りではない。木の皮を剝いだりしたときの匂いをいうそうだ。それも別に屁の臭いなどはしない。いい香りだといえば悪魔がよってくるから,わざと嫌がる名前にしたという。

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http://www.hana300.com/kobusi17.jpg 花


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発行者:織原 羅夢
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使用した本 : 毒草の誘惑 植松 黎・著
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