novel
□お姫様の秘密
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それはそれは美しいお姫様がいました。
姫は生まれてこの方苦労は知らず、スプーンより重いものを持ったことがないくらい高貴な存在でした。
姫は穏やかな性格で人から好かれやすかったために、周りから、ちやほやされ、愛されました。
しかし姫は、自分の産まれた家系を恨み、やがては己すらも恨み憎むようになりました。
そんな姫を見かねた王様は国の中でも特に整った顔立ちをしている男5人を雇い、姫の世話をするようにと命じました。
姫は王様の用意した男たちを視るなり、開口一番怒鳴るようにこう言いました。
「私は男だ!!だから男に興味などない!!(照)」