星のカービィ〜はるかぜ物語〜
□第8話 夢と過去
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ナイトメア
「フフフ…。お前たちはバカな事をしてしまったね」
ナイトメアは、ニヤリと笑った…。
リック
「それはどういう事だよ!?」
ナイトメア
「《星の戦士カービィ》はもう目覚めることはない…。目覚めた時には完璧に魔獣になっているからねぇ…クク…!」
クー
「カ、カービィが目覚めない!?嘘だろ…?」
ナイトメアは、笑いながらリボンたちに説明をし始めた。
ナイトメア
「今、カービィには前世の夢を見せているのだ…」
リボン
「前世…?カービィになって生まれる前の夢って事…?」
ナイトメア
「その通り。実はカービィは元々私の生み出した魔獣だった…。しかし…悪の心は少なく出来損ないだった。それから私の所から脱走し、星の戦士になって目覚めたというわけさ」
リボン
「カービィが…魔獣の生まれ変わり!?」
ナイトメア
「ククク…!そして今、前世の夢を見せる事により、カービィはより強力な魔獣に生まれ変わるのさ!」
リック
「そ、そんな…!」
リックたちは黙りこんでしまった…。
カービィが元々魔獣だった事は誰一人として知らなかったためにかなりのショックなのだろう。