星のカービィ‐shooting star story‐
□第7話 涙の別れ…
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カービィとワドルディ、そしてリボンの三人は村人たちと別れるとさらに廊下を奥へと進んで行った。
カービィは、リボンとワドルディを村人たちの場所に残そうとしたが、二人は聞こうとしなかったため、仕方なく連れてきていた…。
ワドルディ
「確かこの先にある部屋は、大王様の部屋の一つ前の部屋ッスね…」
ワドルディが真剣な顔をしながら言うと、カービィは静かにうなずいた…。
カービィ
「うん…」
リボン
「カービィ…?どうかしたの?」
リボンは、ずっと真剣な表情を浮かべていたカービィを見ながら言った。
カービィ
「ううん…。何でもないよ!」
笑って誤魔化すカービィ…。
だが、その心の中は不安だらけで大丈夫ではなかった…。
カービィ
「(多分、ローズちゃんが勝負を仕掛けてくるなら…次の部屋だ…)」
部屋の入り口まで来たカービィは、ゆっくりとドアノブに手をかけた…。
そして、目を閉じ、大きく深呼吸をした…。
カービィ
「…行くよっ!!」
カービィがそう言うと、ワドルディとリボンは「うん!!」と返事をした…。
ゆっくり扉を開けて中に入ると、そこにはココともう一人のハムスターの姿があった…。
白い体毛に赤い頭巾を被り、腰には短剣が…。
そう、それが『ローズ』だった…。
ココ
「ついに来たのね…」
カービィ
「もう、後悔したくないから…ね」
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