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□゚.*カム×沖部屋*.゚
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2月14日──…。

今日はバレンタイン、彼女から彼氏へ…と言うふぅにカップル達の中では賑わう行事である。

友チョコ・ギリチョコ・本命チョコ…最近では逆チョコもあるそうだ。
んでもって、総悟は女っぽいし勿論俺の彼女役だよネ…と言うか、コレでも一応付き合ってるし
それで、今日はずーっと総悟のチョコ狙ってたり(笑)


でも、そのハズなんだけど沈黙が続く─。

「…か、神威……?」

─と、漸く総悟が俺の名前を呼んだ。
「何??総悟…?」

俺は何時ものように、ニコニコして笑顔を作った。

「……やっぱり何でもない」
「そぅ…」


また、沈黙状態が続く。



───────……

暫くして、俺は…

「ねぇ総悟」
「ん…何ですかィ?」
と、総悟は可愛らしく首を傾げた。いや、そのままの総悟も可愛いけどネ?

「今日何の日か知ってる??」
「…?知ってまさァ」

「じゃぁ…前の約束、覚えてる??」
「前の約束…………狽!!」
総悟が何かを思い出したらしい…何かって言っても、勿論あのコトしかないけどネ。

「思い出した?」
「へィ…
「それで、チョコは??」
「煤cぅぐ………すぃやせん、忘れてて全く用意してないんでさァ…;;」

総悟は焦っているようだ…こんな総悟を見るのも好きだ。可愛い姿は俺にしか見させないよ。

「イケナイ子だなぁ…総悟は。約束はちゃんと守らないと…ってコトで俺と一発ど「狽ネッ……何でそうなるんですかィ?!」

「んー…総悟が悪い子だから?でもって、チョコないから変わりに総悟食べるんだよ」

「何で疑問系?何で俺何ですかィ?!」
「質問攻めだネ…俺攻めが良いんだけどな。
約束破った罰だよ、ちゃんと俺が教え込んであげるよ」

ニコニコしながら、何気にサラッと聞き流した神威。

「…何か、話が逸れてきてやせんかィ?
…と言うか神威から教わるコト何て何もないんで、遠慮しておきまさァ」

「遠慮しないでよ、ちゃんと何時ものよぅにリードするからさ」
「汎゙ンドン話が逸れて…」「まぁまぁ

そう言って、神威はドコからかチョコを出した。

. .
「コレ一緒にどう?」
「煤c用意してたんですかィ」
「うん、総悟のコトだから忘れてると思ってネ。
それで一緒に…と思ってるんだけど」
「じゃあ俺も

と、言いながらニコニコしている総悟…やっぱり可愛いネ


俺は総悟の口の中にチョコを1つ入れた。
そして口付けした──…

初めはヒョロッとした顔でいたが、口付けした瞬間に顔を真っ赤にして、焦っているようだった。

甘くほろ苦いチョコは、俺と総悟の口の中で溶けた─。


こんな一面は誰にも見せたくないなぁ…と心の中で呟いた。
そぅ…総悟は俺のモノ、誰にも渡さないよ。

他に渡ったその時は…





『総悟をこの手で殺るまでだよ────……』


─END─

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