haruka

□春の夜の夢
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…ツプ


「っぁ……!」


入口に指先が沈む。

同時に手の平全体を動かされ、まだ隠れている花芽にも刺激が伝わった。


…クチュクチュ
…チュプッチュプッ


指の出し入れと、手の平の動きが連動する。

花園全体が、甘い刺激に痺れていく。


「ふわ、ぁっ…んっ…頼久さ、んっ…っあぁ!」


指が不意に出し入れを止めて、蜜のたっぷり絡んだその指のまま、花芽を剥いた。


「あぁあぁっ…!」


くりゅくりゅと弄び、押し潰し、摘む。


「はぁぁあんっ…や、あぁんっ!ふぁああっ…ひゃぁあん!」


蜜で滑って、指の動きは滑らか。

花芽はどんどん膨れて、欲望のままに成長していく。

摘みやすくなっていく花芽を見ようと、下着を脱がせて、頼久は身を屈めた。

あられもない姿の神子に、頼久の興奮もどんどん高まってゆく。

神子の陰部は愛液でテラテラと光り、入口をぱくぱくさせ、花芽は赤く腫れ上がっていた。

淫靡な匂いに誘われるままに、頼久はそこへむしゃぶりつく。


「っぁあぁあぁ…やっ、はぁあぁんっ……ふやぁあぁあぁあっ!!」


…ズチュッチュッチュルッ
…チュッチュパッチュプ


溢れる愛液を啜り、舌で掻き出した。

花芽を舌先で弾くように舐め、口付けし、チュッチュッと短く吸い付く。

その度に濃い愛液がとめどなく溢れ、それを啜り、また花芽を愛撫する。

その行為はまさに快楽という名の甘い拷問。


「はぁはぁ…あぁっ…頼久、さん…もぅ……。」


甘過ぎる刺激に、頭がおかしくなりそうだ。

乱れ、身もだえる姿に頼久も限界が来ていた。

両足の間に、身体を滑り込ませながら接吻する。

舌を絡ませて、唾液を貪り、お互いを求めた。

頼久の猛った雄が、入口で遊ぶ。

花芽を掠め、割れ目を辿り、愛液と先走りの汁を混ぜるように、ぷちゅぷちゅと音をたてる。

頼久の頭を抱えて接吻を受けながら、自分の腰が無意識に動くのを感じる。


――早く欲しい。


――ひとつになりたい。


二人の想いが重なり合う。


「神子殿…っ!愛しています……!」


ズブッ


「っぁああぁあぁ…!」


中の襞が、頼久の雄に絡み付く。

欲しかったものを手に入れて、もう離さないとでも言うように。


「くっ!神子、殿…!」


「っはぁ…あ、ふゃあぁあ!ひゃあぁんっ!」


…ズリュッズリュッ
…パチュンッパチュンッ

擦れて、絡み付いて、締め付けられる。

搾り取られるような快感に、頼久は必死に耐えた。

しかし中は熱く、とろとろで、ぐちょぐちょで。

我慢の限界なんて、とうに超えている。

本能のままに快楽を貪り、頂上まで一気に昇りつめるのだ。


奥まで突き上げられたかと思うと、ぎりぎりまで引き抜かれる。

その繰り返しは、さらなる快感の波を呼ぶ。

次第に速くなる突き上げに、波は大きくなるばかりで。

身体と身体がぶつかり合う。

想いが、欲望がぶつかり合う。

そして、弾ける。


「くっ、あ…!!」


「あぁあぁああ…っ!!」


快楽の波に押し潰される。

気を失う程の快感に、愛しい人の想いと言葉が、安眠を約束する。


「神子殿…愛して、います。」


頼久の言葉は安心となって。

繋がったままで、そして私は、眠りに落ちた。







―end―

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