DMS
□未定
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城錠 尚哉の朝は早い。
朝起きたら、まず乾布摩擦。
じっくり30分、毎朝の日課だ。
そして、最近になって、新しくうれしい日課ができた。
「夏見、朝だぞ。」
ダブルベッドに腰掛けて、肩を軽くゆする。
しかし、これでは夏見は起きない。
頬をペシペシと叩いて、耳元で囁いて、くすぐって、セクハラまがいの行為をして…。
と、いつもなら続くはずだった。
「うーーーん…。」
寝返りを打って、仰向けになった夏見に顔を近づけ、もう一度「朝だ、起きろ。」といってみる。
薄っすらと目を開けたが、まだ寝惚けているようで、夏見はにや〜〜〜と笑った。
「おはよお〜〜、雷斗ぉ。大好きよーーー!」
ぶちゅう〜〜。
盛大にキスをして、くかーーーっと、夏見はまた夢の中へと旅立った。
かなり複雑な心境の城錠を残して。
*
「はよーーーッス!ってゲエッ!!じょ、城錠!?」