long poem
□空飾り
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あの日朝から雨が降ってた
僕の気持ちを反映するような
でも、空はそこまで優しくなんかない
僕の気持ちなど関係なく雨は降る
それでも、僕の気持ちが晴れて
あの空の雨がやんだから
たぶん、今日だけは僕に優しくしてくれたみたい
じゃあ、今度はこれから僕に優しくしてくれる分を
あの人の分に足してくれないかな
もう僕はわかったんだ
空はあの人のためにあるんだって
僕はどっちかっていうと夜空が好きだから
君の分の夜空を僕に下さい
僕は意外と手先が器用だから
もらった夜空を銀の折り紙で飾りつけるよ
そのためには、まず銀の折り紙を買ってこなきゃ
月の近くにいいのが売ってるみたいだから
ちょっと行ってくるよ。
待っててね。