long poem
□愛色のうた
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曲がりくねった道に面した駐車場で叫ぶ
狭く淋しい道に向かって駐車場で叫ぶ
僕は高らかに叫ぶ
この雲一つ無い空の向こうまで
僕を傷つけ苦しめた
お前よ
僕の他にもまだ誰かを傷つけ生きるのか
偽りの仲間しかいない
お前よ
いつまで心の内を隠し孤独に生きるのか
冷たいアスファルト背にして耳をすませば
そんなお前にも美しい血が流れている
誰とも変わらない尊い血が
風は吹く 花は咲く
星は降る 駐車場で叫ぶ
お前の中にも輝く宇宙がある
誰も皆輝ける生命がある
僕は高らかに叫ぶ
この雲一つ無い空の向こうまで
浮き世に酷く落胆した
君よ
砂浜に足跡だけ残して消えて逝くのか
雑草のように踏まれる
君よ
日の光が差さない事を嘆き独り逝くのか
フェンスの下の花を見て口ずさんだら
こんな浮き世にも優しい歌がこぼれていく
誰もが愛に満ち溢れる歌が
海は鳴く 山は立つ
空はある 駐車場で叫ぶ
君の中にも輝く宇宙がある
誰も皆輝ける心がある
僕は高らかに叫ぶ
この雲一つ無い空の向こうまで
僕は高らかに叫ぶ
この雲一つ無い空の向こうまで
僕は高らかに叫ぶ
この雲一つ無い空の向こうまで響き渡るように