long poem

□古傷
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君と過ごしていた日々が まるでなかったかの様に 寂しい毎日
今では君の前に姿を現さない様にする 静かな毎日

君は僕と一緒にいた日々を 思い出として 心の隅にでも置いてくれるのかな
僕は君のこと忘れたりなんかしないよ 心の真ん真ん中に君がいつでもいるよ

抱き締めたかった
強く強く 君の感触が体に残るように
口づけたかった
淡く淡く 君の温もりを肌で感じたくて


あれから君とは話さない日々が続き それでも想いが溢れてく
気が付けば君を探し 君を想い出し 胸を苦しく締めつける

見つめてほしかった
もっともっと いつかは僕の事を見てくれると信じ
笑ってほしかった
そっとそっと いつも僕のそばに寄り添ってほしくて

君とすれ違う度 目を伏せる弱気な自分を変えたくて
強くなろうとしたら 独りになって 強がりを覚えた
君に見つけてほしくって でも 素直になれず 意地なんか張って
それでも自分では もう わかってる どうあがいても変わらない

愛したかった
深く深く 君が僕の心に居た 跡をつけて
愛してほしかった
ずっとずっと 僕の中の 君が居た痕が 疼いて

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