BASARA

□タバコの味?
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天気の良い午後、学校の屋上に2人。

「佐助、お前未成年はタバコ吸ちゃぁいけないんだぜ〜。」

「チカちゃんに、言われたくないよ。」

2人で、そんなやり取り押していると

6時限目が、終わるチャイムが鳴る。

「授業終わったね。」

「そろそろ、ヤバイなぁ。」

「何が?」

元親があわてて、タバコの火を消そうとする。
そこに…



バァァァン!



物凄い勢いで、屋上の重い扉が空く。

「元親!貴様、また授業をサボってタバコ吸っていたなぁ!」

物凄い剣幕で元就が、元親に詰め寄る。

「吸ってねぇよ。」

「その、手に持っているのは、何だ?」

元親の手には、消しそびれたタバコがあった。

「え!あっ!いや、これは…」

アタフタとしている隙に、元親からタバコを取り上げる。

「猿飛…貴様もか?」

元就が佐助を睨み付ける。

「へぇ?俺?」

「そうだ。」

「俺様は、吸ってないよ。」

佐助は両手をヒラヒラと、降って見せる。

「元就〜、返してくれよ。」

「駄目だ。」

「何で?良いじゃんかよ。」

「貴様、お前は未成年だぞ、分かっているのか?…それに…。」

「それに、なんだよ?」

「………だ。」

顔を真っ赤にして、ボソボソと何かを言っている。

「?何った?聞こえねぇぞ。」

「だから、…///キスが…。」

「はい?」

「///キスが、ニガイのだ!」


ズッキューン


「…///…。ワリィ、気おつける。」

何だか、ピンクオーラ出ている。

「邪魔物は、消えますか。」

佐助は静かに、その場から消える。

「何だかんだ言って、あの2人ラブラブだよね。」

そんなことを、思いながら廊下を歩いていると、前から幸村が走ってきた。

 
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