制作日記
□「お花を摘みに」
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10/30(火)「反省」
というわけでわしが悪かったよお!!!! ということで始まった撮影でしたが、案の定アイホン&オズモちゃんとの戦いでした。
まあ、それは良いとしてまず最初から回想してみましょう……。
まず朝、毎度毎度寝坊しない監督による完璧な寝起きから始まりました。
はい、凄い大雨。
駅に着いた次点で数名遅刻しているも烈火の如き気持ちも雨で落ち着いて待てる人は待って待てないような人はバスで来て下さいということに。
雨はやむも怪しい天気のままヒロインSさんの「仮設トイレ(テント)でおまるに下痢をする」というシーンから普通に発進。
のちほど、このシーンのカメラの設定上の問題で”このシーン全部没”になると知らないまま進む撮影。
主演がやってきたところで河川敷のシーンに突入します。
ヒロインが草むらで野グソをするシーンでは10月下旬の生い茂る草むらでする、これを見越してヒロインの衣装はよくトレーニングする女の子が履いているスパッツ? みたいなピッタリした長いズボンみたいな奴を準備しておいてよかたああああああ。
まあ虫除けスプレーもムヒも持って来ていたけど。
この辺ですでに1時間超押し。
移動して河川敷その2で撮影、ここはあれですな、マラソンシーンの撮影でした。
ここで発覚したのは、アイホンは充電するとオズモで撮影できなくなるというころ。
おいいいいいというわけで急遽、撮影部のNくんのアイホンで撮影をしましてすれすれ回避(すれすれは回避できていない)ですね。
オズモの挙動にも悩まされつつなんとか撮影を進めるも、慣れないアイホン撮影やオズモの挙動によりヒロインと端役の激闘マラソンシーンに7テイクも重ねてしまうと言う……す、すすすす、すみません……。
いやほんとうのほんとうにヒロインさんにはほんとうに申し訳ない事をしたと思います……。
まあそんなこんなでアイホン充電中にトイレタイムにしつつ、押し押しで撮影は進みました……。
ちなみに今回のケータリングの目玉は、うちのお母さん手作りのおにぎりでした。
おいしかったね!
で、そのシーンを撮り終わる事にはもう4時過ぎ……暮れて行く太陽。こう言う時に見る太陽は、コッポラ監督の「ドラキュラ」のクライマックスシーンでいつまでもいつまでも沈まないどころかむしろ前のカットより登っているんじゃね? を思い出させます。
つまり焦りぶりが半端じゃあないということ。
それを見抜かれて主演のOさんに現場を回してもらいつつ、真っ暗になりながらラストシーンを撮影。
いやあ、なんとか撮れました。
ちなみにデイ設定のテントの中のシーンは夜に撮り直ししたので開き直って照明をガンガン当てていました。
で、今回の撮影で学んだ事は、妥協をしない事です。
すぐ上で開き直っていますが、そうじゃないんです。つまりやれるところはトコトンまでやって、それでも難しいようなら発想を転換させろと言う事です。
今回もキャストの過半数が降板という事態になり、ポロッと監督補主演に「モチベが〜」と泣き言を言ったら、しこたま反省させられる事態になりましたが、そういうことです。
つまり新しいキャストで、どう面白くできるかを考えるのです。
帰りの車の中反省会ではわしの上記などの悪かった点などの反省会をしました。
あとは絵作りをちゃんと考える事、そのためにはたくさん作品を見て撮り方を研究する事……。
が、がんぼる!!!!!!!
こんなに作品に真摯に向き合う仲間がいままでいたか!???(います)
ということですよ、皆さん。
撮影は青春なんですよ!
では、次回は編集後の感想などでおしまいの予定です。
短かったですが、また別の制作日記でお会いしましょう。
続く。